2週間前から、右母指が痛む症状が現れた。指を動かす際に引っかかるような痛みが出始め、その後も指を伸ばす動作がスムーズにできなくる。
以前整形外科で受診したところ、腱鞘炎と診断され、ステロイド注射を試みたが、効果が見られなかったため、他の治療法を模索した。インターネットで検索し来院。
主な症状は、IP関節の付け根で圧痛や屈曲時の痛みがあり、右親指を握ると手首に痛みとつっぱるような感覚が広がる。
全身の状態をチェックしたところ、頚椎後屈、右肩関節外転、右腹部の張り感があった。ネイリストでの前傾姿勢が関係していると考えた。
1回目、上部頚椎調整と内臓調整(肝臓の調整)と骨盤矯正で全体的なバランスを調整し、指関節の調整をしたところ、2回目の来院時に前回からかなり楽だったとの事。
2回目(初回から3日後)以降は、各種調整、腱鞘炎のセルフケアを伝える。。
4回目の施術時にはほぼ日常生活では気にならないとの事。
5回目の施術でネイリストでの仕事や家事も支障が無くなり、痛みが完全に消失したため卒業とした。
当院ではこの方のように、最後に整体に頼って来られる方が多くいます。
もちろん、全ての症状が何でも治る訳ではありませんが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
①痛みを楽にする
②体を真っすぐ整える
③症状を再発させないようにする
この順番で施術をすすめていきました。この方のように長年の体のトラブルの結果、重症化されている場合は、良くなるまでに時間がどうしても掛かってしまいます。
逆に急激に変化させようとすると、かなりの確率でその反動が体に悪影響を及ぼすこともあります。そうならないように慎重にすすめました。
少し時間が掛かりましたが、最後まで諦めずに一緒に頑張ってくれて、施術者としてとても嬉しく思っています。