疲れた時には甘い物が欲しくなりますよね。甘い物には細胞を弛緩(緩める)させる性質があるためです。一時的に筋肉の緊張が緩み、疲れが取れた錯覚をするからです。
今回は甘い物の食べ方についてお伝えしようと思います。
特に体の左側に異常が出やすい人(左膝、左腰、左肩)は参考にして頂ければと思います。
胃と甘い物の関係
正常な胃
食前に甘い物が入った胃
食前(空腹時)に甘いものを食べると2~3時間は、胃が弛緩した状態になり、胃が弛緩した状態で食べ物が入ってくると胃下垂になります。
下腹部を圧迫
下腹部の内臓や神経、血管も圧迫されて機能低下、新陳代謝、血行不良を起こします。
胃腸下垂(左肩の痛み)→左腸腰筋圧迫(左腰の痛み)→大腿神経緊張し下腹動脈圧迫(生理痛、便秘)→脚の血流量減少(冷え性)→左膝痛
女性は要注意
女性は特に下腹部の圧迫に弱く(子宮、卵巣、膀胱、腸などの臓器が詰まっています)骨盤も歪みやすくなるので気をつけましょう。
いかがでしたでしょうか?
空腹時に甘い物や甘い食事だけを摂ると、様々な症状が現れる可能性があります。甘い物には「緩ます」効果があります。例えば、魚の身を柔らかく炊く際には甘みを加えますが、身を引き締める場合には塩気を強めます。このように、甘い物によって胃が緩んで垂れ下がるのです。
古来からの懐石料理や食後のデザートは、この理念に基づいていますね。
執筆者:磯橋 啓明
経歴:柔道整復師、鍼師、灸師の免許を持ち、20年以上の施術経験
信念:痛みや不調を改善し、より健やかな毎日をサポート
趣味:食べ歩き ウォーキング 代替医療全般