2年前に腰とお尻から太ももにかけての痛みが出て整形外科で診てもらったところ坐骨神経痛だと言われた。
整形外科でブロック注射を打ってもらったが、2日ほどで戻ってしまい、しっかり治したいと思い来院。
毎年寒くなると坐骨神経痛の症状が出てきて、寒くなり始めの時期に冷えを感じた時に悪化てくる感じで、カイロで温めていると少し楽になる。
産後6ヶ月で骨盤のゆがみも気になっているとの事。今回は3日前から左のお尻から太ももの外側に痛み(しびれは無し)を感じ始め、痛みのせいで寝れず、赤ちゃんを抱っこして歩くのがつらい状態。
腰の検査では陰性で椎間板ヘルニアなど神経圧迫から来ている可能性は低いと考えた。
骨盤のゆがみと股関節の可動域をチェックしたところ、骨盤が右上がりで右回旋のゆがみがあり股関節の屈曲と外転の可動域が狭い事と筋力の減弱がみられたことから、骨盤のゆがみによる左股関節~大腿部外側の循環不全が原因だと考えた。
1回目、骨盤調整、上部頚椎調整、股関節調整を行ったところ3回目の施術で痛みはほぼ消失した。
5回目の施術で症状完全に消失した為、治癒とした。その後は、肩こりの症状もあったため2週間に1回のメンテナンス通院中。
当院ではこの方のように、最後に整体に頼って来られる方が多くいます。もちろん、全ての症状が何でも治る訳ではありませんが、まずは詳しくお話をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。
①痛みを楽にする
②体を真っすぐ整える
③症状を再発させないようにする
この順番で施術をすすめていきました。この方のように長年の体のトラブルの結果、重症化されている場合は、良くなるまでに時間がどうしても掛かってしまいます。
逆に急激に変化させようとすると、かなりの確率でその反動が体に悪影響を及ぼすこともあります。そうならないように慎重にすすめました。
少し時間が掛かりましたが、最後まで諦めずに一緒に頑張ってくれて、施術者としてとても嬉しく思っています。