ぎっくり背中になったら「冷やすの?」「温めるの?」
迷いますよね?
ぎっくり背中といっても色々なタイプのぎっくり背中があるのですが、上半身がズッキンズッキン、ジンジンする痛みは患部に炎症が起こっている状態なので部屋は暖めて患部(背中のズッキンズッキン、ジンジンする部分)を氷嚢やアイスノンで局所のみ冷やします。
サロンパスや冷湿布はスッーとするメンソ―ルの効能があるので冷やしていると勘違いますが冷やす効果はありません。
多少、動けるようになったら貼って頂いて結構です。
直後なら、背中に炎症があるので氷嚢やアイスノンで冷やすと気持ち良く感じます。
さらに冷やすと冷たく感じ、次に痛く感じてくる直前で冷やすのをやめて、しばらく経ったらまた冷やします。これを繰り返します。
- 痛みを我慢して動かさない
- 背中へのマッサージ
- 入浴
- 飲酒
- 睡眠不足
どれも炎症がおこっている背中に火に油を注いでいる行為なので、しないように注意しましょう。
これらの処置を誤ると、長引くぎっくり背中や繰り返すぎっくり背中に繋がります。
※当院では急性期のぎっくり背中は炎症を抑える鍼施術と骨盤を閉める施術をおすすめしています。
私もぎっくり背中の経験者です。息をするのも背中が痛むほどでした。
ぎっくり背中の度合いにもよりますが、私の臨床上、炎症が完全に引くのは72時間は掛かるので、ぎっくり背中になった時はしっかり冷やすのが基本です。
執筆者 柔道整復師 免許番号 第68940号
鍼師 免許番号 第138200号
灸師 免許番号 第138012号
磯橋 啓明 詳しくはプロフィールページをご覧ください。