一般的にストレスと言えば、この精神的ストレスを指すことが多いと思います。
例えば、家族や友人、職場、学校などでの人間関係や仕事・家事などで経験する精神的に「嫌だ」「しんどい」「つらい」って思う様なことは精神的なストレスになります。
歪みや痛み、こり、日常悪い姿勢などが体のストレスにあたります。
特に首の歪みは自律神経をコントロールしている脳幹への影響が大きく、また頭部への血流も悪くなり自律神経を無意識に狂わせる原因になります。
毎日の偏った食事、砂糖や小麦、カフェインの摂り過ぎが食事のストレスになります。
農薬や添加物などの化学物質や不快な匂いなども、ここに分類されます。
季節の変わり目に体調を崩される方や職場の冷房で体調を崩すのも温度や湿度が影響しています。これが環境のストレスになります。
体温も症状を悪化させる原因になるので、身体を冷やさない対策にも注意が必要です。
4つのストレスが10を超えると交感神経が過剰に働き副交感神経が働かなくなり自律神経失調症になります。
例えば歪み、こり、痛みの体のストレスが4、添加物や白砂糖やカフェインなどの過剰摂取で食べ物のストレスが3、急激な温度変化などの環境のストレスが2あったとします。すると、この段階ですべてのストレスの合計は9蓄積しています。
その状態でほんの些細な人間関係のトラブルが起こって、精神のストレスが2加わると、ストレスの総数は、10を超え11になって自律神経失調症を発症してしまいます。
このケースだと、発症の引き金となったのは、ほんの些細な精神的ストレスです。周囲の人から見れば「精神的に弱い」などと思われるかもしれませんが、その背景には体の歪みや食べ物や環境などから受けるストレスの蓄積があります。
薬を飲んでも症状の変化がない方はこれらの4つのストレスを減らしていった方がいいのかもしれません。
執筆者 柔道整復師 免許番号 第68940号
鍼師 免許番号 第138200号
灸師 免許番号 第138012号
磯橋 啓明 詳しくはプロフィールページをご覧ください。