二足歩行で生活する私たちの全体量を一番下で支えてくれている足。そのため、「足」は非常にタフで、かつ機能的にデザインされています。
足がもつ優れた機能を活かせるかどうかが、健康レベルに深く関わっています。
- 外反母趾ぎみである
- 足の裏にタコがある
- 足がむくむ、疲れやすい
- 靴のソールが擦れて削れる
もし、当てはまるものがあるなら、靴があっていないのかもしれません。
足のアーチはとても大切
「土踏まず」という名称で知られる足のアーチは、歩くたびに加わる身体への衝撃を吸収する働きを持ちます。
ちなみに、橋がアーチ型になっているのも、重さや衝撃を分散させるためです。このアーチが正しく働かないと、膝や腰、首など関節各部に重力と地面からの衝撃がもろに返ってきて、関節面や軟骨、靭帯などに負担が積み重なり、首痛、肩痛、腰痛、股関節症、膝痛みなどが生じやすくなります。
足の働きが及ぼす影響は、首や足腰などに限りません。血液の循環や内臓の働きなど、全身に及びます。
足は第2の心臓
足は心臓から最も遠いところにあるため、心臓の働きだけでは血液が十分に届かず、足の運動によってそれを補っているということです。
歩行によって、足の筋肉の血管の伸縮運動が活発になり、足の血行がよくなります。
足を交互に動かすことは、ポンプの役割をしながら血液を促すことになります。
心臓が膨らんだり縮んだりしながら血液を促しているのと同じ働きをしているため、「足は第2の心臓」と言われているのです。
正しい歩き方
正しい歩き方は、股関節を曲げて一歩踏み出し、踵で着地し、足指で地面を掴み、もう一歩踏み出します。つま先は進行方向か、少し外側を向くように歩きましょう。正しい歩き方で歩けば歩くほど脚、腰の筋肉が強くなり、それに加えて呼吸する回数が増えて酸素吸収量も多くなり、心臓も丈夫になります。
さらに血行が良くなれば大脳の血の巡りも良くなり、頭のはたらきが活発になります。足を擦って小股でちょこちょこ歩きは、歩行に重要な筋肉を使えていません。
気づいた時に少しずつ正しい歩き方をしていきましょう。
※砂浜を裸足で歩く事やビーチサンダルのような鼻緒のついた履物で歩くと自然に足指が地面を掴むようになるのでオススメです。
履いてほしくない履物
- 足と靴がフィットして隙間がない
- 靴を履いてつま先立ちができない
- 靴底に構造上、突起がある
- 靴底が柔らかすぎる
足の病に限らず、足に負担をかけると身体全体が緊張して上手く働かず、生活習慣病、循環機能障害、自律神経の乱れの一因になります。全身がリラックスできる、良い靴を選びましょう。
靴選びで大切なこと
足の形には重要な特徴があります。履物が発明される以前は、ヒトは裸足で指先を拡げて、地面を掴むようにして歩いていました。身体全体の重さや大きさからすれば、小さなふたつの足で歩行や立位のバランスをとるためには足先が少し開いている方が当然良いのです。
現代では、その足の形に反するデザインの履物が主流になっています。ほとんどの靴が、足先に向かって細く尖った形をしています。「人体工学的に研究された」といった謳い文句のもとに、よかれと思って形作られたものも非常に多くなっています。
元々の身体の形状を損なう結果になってしまいます。
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